食欲の秋!
この時期フランスでは食にまつわるイベントが目白押し。
「フランス料理」がユネスコの無形文化遺産として登録されたのは2010年。(ちなみに和食も2013年に登録されています)
20世紀に、オーギュスト・エスコフィエ(M.Auguste Escoffier)*氏が伝統的なフランス料理を大衆化させ、シェフという仕事の
社会的地位の向上に貢献したとのこと。
この頃レストランに、コースメニューが導入されたとか。
日本で育った子供時代の私が想像する「フランス料理」のイメージは、きらびやかで超高級、貴族の食事といった風で、フランス人は全員そんなお料理を毎日食しているのかと思っていました。
初めての一人旅のパリ。招かれたホームパーティでの食事はなんと家庭的だったことでしょう!
そして友達に連れられて行った庶民的な食堂「ビストロ」では、
ステーキをただただ上手に焼いて、隣にはクリーミーなじゃが芋の重ね焼きグラタン、などなど。
これが本当のフランス料理なのか!と急にほんわかした思い出もあります。当時の宿主の作る、お芋とベーコンの田舎風スープの中に、優美なエスタラゴン*が入っていた時には、ニクい!
と唸った記憶が、、。
しかし、食いしん坊大国、美食の国フランス。
それだけであるはずは当然なく、特別な日の「レストラン」など
その格別っぷりはさすが!文化遺産の真髄に触れた気がします。
ホスピタリティも完璧、ドアを開け迎えられたその瞬間から
最後まで、まさにお姫さまになったような気分にさせてくれます。
デザートが出てきて終わりそうかと思えば、またチーズの盛り合わせが並びます。ゆっくりと楽しむコース料理は、会話を楽しむためのものでもあるのですよね。
自炊の日々が長く続く昨今、ああ、また特別なレストランに
おめかしして出かけたい!と熱く思う今日この頃なのです。
*インスタでは音楽付きバージョンを公開しています♪
@hanatsubakimag
フランスのシェフ。現在に至るフランス料理発展の重要なリーダーとして、シェフと食通の間で神格化され、「近代フランス料理の父」とも呼ばれている
*エスタラゴン(エストラゴン)
キク科ヨモギ属の多年草。エスカルゴを用いたフランスの料理によく用いられ,サラダやオムレツ,グラタンやソースなどの香辛料にも使用する