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えぴきゅりあん通信

#12 Pétales の歌

2022.03.25

アニメーション・文/田中 麻記子

限りなく白に近い桃色の花びらが舞い散るパリ。
この後、マリーアントワネットのドレスのような八重桜が満開になって、初夏へ。
日本の桜とは少し違うけれど、こちらの梅や桜だって、色んな表情で楽しませてくれるのです。

あっという間に令和も4年目。
そもそも万葉集の中の「梅花の歌」が元となって付けられたこの「令和」という年号ですが、そこには「梅は美女の鏡の前に装う白粉の如き香りを漂わせる」とい美しい表現が。

風の強い日に散ってしまった花びらが、道の隅に、こんもりと山のように積もっている光景を見るといつも、手で掬って、わっと宙に放りたくなるのは私だけでしょうか。
それから、あまりに綺麗な花びらは、つけまつ毛やネイルにしたいって、よぎることはないですか? 

2016年の春にスタートしたこの連載(※当初は「空想ガストロノミー」というタイトルでした。)も今月が最終回。これまで約70個のアニメーションとコラムを作らせて頂きました。毎月楽しんで下さった皆様に心から感謝の気持ちを捧げます。

それから、令和という文字にあるように、世界が清らかで平和でありますように!

 

クリエイターの紹介

田中 麻記子

イラストレーター/画家

1975年 東京生まれ フランス在住
水彩、油彩、パステル、鉛筆を中心に国内外で発表。
食べ物デッサンの画集「La collection gastronomique」(HeHe / ヒヒ)、ピエール・エルメ・パリ・ジャポン「Macaron Baby」のデザインを手掛ける。
photo:Aya Watada
http://tanakamakiko.com/

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