2020年の年始は、どこか暖かいところへと小旅行を計画していた私は、バスク地方は、サン・ジャン・ド・リュズ、サン・セバスティアン、また南スペインはフラメンコの本場、セビリアを選びました。
どちらも共通して「タパス文化」があり、バルで立ち飲みしながら小皿料理を楽しむスタイルのアレです。
目移りしてしまう程軒並み続くバル…
最近パリではお魚から遠ざかっていた生活だっただけに、キラキラとフレッシュなシーフードのタパスに食欲も止まらない!
コマコマと色々食べたい私にとって、この小皿料理の文化は最適。
一軒のバルで一度に腹を満たさずに、何軒もはしごするのが良いみたい。
そもそもタパスには、
甘いシェリー酒にハエがたかるのを防ぐ為、パンやお肉のひと切れで蓋をした、だとか、王様が海辺の町でワインを頼み、海風で砂がグラスに入らないように食べ物で蓋をした、なんて説が。
(taparとは、蓋をするという意味のスペイン語。)
ふふふ、面白い。
私はいつぞや、友達とのワインの席で、結構な酔いに、もう注がないでねの意味でパンでグラスに蓋をした事がありました…。
カラフルで見た目も楽しいバスク地方のピンチョス(バゲットひと切れの上に色々乗った、ひと口タパス)をみていると、個性豊かでちょっぴりセクシーなスペインの女のコたちの幻影と重なって…
毎度の食いしん坊な妄想が始まってしまいました。
GIFアニメ制作協力/植木 駿