2月と言えば、ヴァレンタイン・デー!
そう連想するのは日本人だけでしょうか。
日本では早いところで1月下旬から、あちこちで宝石のようなチョコレートの詰め合わせが目につきますが、フランスのヴァレンタインでは、チョコレートよりも断然、花束を抱えて家路に急ぐ男性を多く見かけるのです。
ヴァレンタイン・デーはそもそも、皇帝によって若者の結婚が禁じられていたローマ時代、ヴァレンタイン司祭が密かに若者を結婚させていたことが皇帝にばれ、処刑されてしまった説が始まりだそう。
いつの日からか日本では、ヴァレンタインには女性が男性にチョコレートを贈る日となりましたが、フランスでは、むしろ男性から女性にギフトを贈り愛を確かめ合う日、レストランなども予約が取りづらい「恋人たちの特別な日」なのです。
以前フランス人の友人に、日本では「義理チョコ」や「自分用」、そして3月14日のホワイトデーには男性が女性にお返しを贈る、なんて習慣もあるよ!と話したら、目を丸くしていました。(しかし、私が旅行で訪れていた時期、パリでよく耳にする単語と言えば、「ショコラ」!フランス人はいつもお菓子の話をしているなぁ、とよく微笑みました。)
チョコレートはいつもキッチンのどこかに常備されているとして、
ヴァレンタイン・デーに少し特別なブーケをもらった女性はやはり嬉しそう。
そんな光景に遭遇したら、私も胸が温かくなるのです。