ファッションウィークを終えたパリ。
今はいろいろな所で、ジャン＝ポール・ゴルチエ、
マルタン・マルジェラ、ティエリー・ミュグレーなど
フランスを代表するファッションデザイナーの展覧会が活況。

パリのガリエラ宮では「VOGUE PARIS 1920-2020」と題した
ファッション誌『VOUGE』の100周年の回顧展が注目の的。
創刊当初のココ・シャネルをはじめ、1960年代の映画女優を
フィーチャーした特集や、90年代のスーパーモデルを
代表するケイト・モスやナオミ・キャンベルなどなど…
現代にいたるまでの歴代のカバーはどれもこれも圧巻で
その完璧なクオリティに目をみはるばかり！！！

ため息混じりに素晴らしいファッション写真の余韻に浸っていた
矢先…パリ在住の有名な写真家Satoshi Saikusa氏の訃報が…。

80年代より『VOUGE』『i-D』『Numéro』など
一流ファッション誌をはじめコマーシャルフィルムでも活躍され
資生堂のTSUBAKIなど多くの広告を手がけられたSatoshiさん。

2010年にはパリのサンジェルマン・デ・プレにギャラリー
「Da-end」をオープンして、私もグループショーで
参加したことを懐かしく思い出しました。

作品のみならずご本人はもともとモデルをされており、
長身でエレガント、道を歩けば誰もがハッと目を奪われるような
ダンディで本当に素敵な方でした。
かと思えば、私のパリの個展を見にいらしてくださった時には
「本当はパリでラーメン屋さんやりたいんだヨ♪」
なんてお茶目な発言も！

今回のえぴきゅりあん通信は、Satoshi Saikusa 氏に捧げる
オマージュです。
夜空を見上げると煌めく星の輝きが、
Satoshiさんのカメラのフラッシュかも知れない…
そんなちょっぴりメランコリックな空想をしてしまいました。

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＠hanatsubakimag