かつて『花椿』が実際に放送していた音楽企画、「花椿アワー」。約60年の時を経て、こちらの『花椿』ウェブで復刻連載中です。パーソナリティを務めるのは、古今東西あらゆる音楽を聞き知るDJ、トーフビーツさん。毎回美容に関するキーワードをテーマに、ラジオ風ストリーミングをお送りしています。
1897年、資生堂は「オイデルミン」という商品で化粧品業界へ進出しました。ぶどう酒を連想させる強烈な赤い色の化粧水は「資生堂の赤い水」と人気を呼び、進化を遂げながら120年以上たつ現在も多くの方に愛されているロングセラー商品です。
赤は、とても多くの顔をもつ色です。
愛や情熱のイメージがある一方で、火や赤信号や注意書きなど、警戒色としての側面も持ちます。「真っ赤なウソ」「赤裸々」のように、あきらかであることの例えにも使われたり、赤い衣服や口紅をまとうことで自分や他人をエンパワーメントする効果もあるといわれています。資生堂は”赤”を、生命や人を美しくする象徴の色として大切にし、”多様な赤”を生んでいます。朱色のような赤、青みがかった赤、ダークブラウンに近い赤など、現在では約300色もの赤が資生堂の商品の中には存在しています。SHISEIDO メーキャップのテクノサテン ジェル リップスティックも、それぞれの人に、そして気分やシーンに合わせられるように、23色の赤が用意されています。赤と聞いて思い浮かべる色・濃淡・イメージは、人によってさまざまなはず。けれど根本的にはそのどれもが生命につながる色として、強く心の中に存在しているのではないでしょうか。
そんな”赤”のイメージを音楽で多角的に楽しんでみませんか。tofubeatsさんのセレクトした多様な赤の音楽を、ぜひお楽しみください。
- CLAP YOUR HANDS TOGETHER - FUNKY BUREAU
- Burnin' All Over With Love 2021 remaster - 朱里エイコ
- Baby I'm Yours - Breakbot
- The Tokyo Taste - サディスティックス
- PERSPECTIVE - YELLOW MAGIC ORCHESTRA
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