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花椿アワー

2023.09.16

Vol.70 赤の音楽

DJ/tofubeats

かつて『花椿』が実際に放送していた音楽企画、「花椿アワー」。約60年の時を経て、こちらの『花椿』ウェブで復刻連載中です。パーソナリティを務めるのは、古今東西あらゆる音楽を聞き知るDJ、トーフビーツさん。毎回美容に関するキーワードをテーマに、ラジオ風ストリーミングをお送りしています。

1897年、資生堂は「オイデルミン」という商品で化粧品業界へ進出しました。ぶどう酒を連想させる強烈な赤い色の化粧水は「資生堂の赤い水」と人気を呼び、進化を遂げながら120年以上たつ現在も多くの方に愛されているロングセラー商品です。

資生堂オイデルミン(1897年)

赤は、とても多くの顔をもつ色です。
愛や情熱のイメージがある一方で、火や赤信号や注意書きなど、警戒色としての側面も持ちます。「真っ赤なウソ」「赤裸々」のように、あきらかであることの例えにも使われたり、赤い衣服や口紅をまとうことで自分や他人をエンパワーメントする効果もあるといわれています。資生堂は”赤”を、生命や人を美しくする象徴の色として大切にし、”多様な赤”を生んでいます。朱色のような赤、青みがかった赤、ダークブラウンに近い赤など、現在では約300色もの赤が資生堂の商品の中には存在しています。SHISEIDO メーキャップのテクノサテン ジェル リップスティックも、それぞれの人に、そして気分やシーンに合わせられるように、23色の赤が用意されています。赤と聞いて思い浮かべる色・濃淡・イメージは、人によってさまざまなはず。けれど根本的にはそのどれもが生命につながる色として、強く心の中に存在しているのではないでしょうか。

そんな”赤”のイメージを音楽で多角的に楽しんでみませんか。tofubeatsさんのセレクトした多様な赤の音楽を、ぜひお楽しみください。

  1. CLAP YOUR HANDS TOGETHER - FUNKY BUREAU
  2. Burnin' All Over With Love 2021 remaster - 朱里エイコ
  3. Baby I'm Yours - Breakbot
  4. The Tokyo Taste - サディスティックス
  5. PERSPECTIVE - YELLOW MAGIC ORCHESTRA

Hanatsubaki Hour on Podcast
Podcastによるアーカイブ配信がはじまりました。こちらからどうぞ!

tofubeats

DJ

1990年神戸生まれ。中学時代から音楽活動を開始し、高校3年生の時に国内最大のテクノイベントWIREに史上最年少で出演する。その後、「水星feat.オノマトペ大臣」がiTunes Storeシングル総合チャートで1位を獲得。メジャーデビュー以降は、森高千里、の子(神聖かまってちゃん)、藤井隆ら人気アーティストと数々のコラボを行い注目を集め、4枚のアルバムをリリース。2018年は、テレビ東京系ドラマ「電影少女-VIDEO GIRL AI 2018-」や映画『寝ても覚めても』の主題歌・劇伴を担当するなど活躍の場を広げ多方面で注目されている。2022年は5月18日に4年ぶりのニューアルバム「REFLECTION」をリリース。同日、初の著書『トーフビーツの難聴日記』を上梓。
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