今年の夏は、気温が42度まで上がる日もあった猛暑のパリ。
日本のような湿気が少ないため、砂漠にいるのかと思うような日も……

ですが段々と秋への気配。
みんなもヴァカンスから帰って来て、新学期の季節。

この季節と言えば「桃」が旬。

マルシェでも色んな種類の桃が溢れています。
特にこちらでは、日本ではあまり見かけない「Pêche plate」（ペッシュプラット）という平たい桃がポピュラー。座布団みたいなフォルムでいつもクスッとしてしまいます……

柔らかいうぶ毛に覆われた桃たちをマルシェで品定めする時に、ついつい触ってしまうと、
たまに、ムッシュから「触っちゃダメ！」と叱られます。
そして、おとなしく、「今日食べれるもの2つ、明日用3つ、まだまだ固いもの2つくださ〜い！」など口頭で伝えるのです。（私のへたっぴなフランス語って、マルシェで覚えたことがたくさんあるなぁ……）

優しく持ち帰って、完熟の桃をぶしゃ～とかぶりついて……(そういえば日本の高級桃はこんな風に食べれないんだった！）

とろける甘い香りとしたたるジュースに、ちょっぴりセクシーな晩夏の空想が……