早いもので年末もすぐそこに。ついこの間までは猛暑の日本で汗をダラダラかいていたというのに…
パリに戻って来てから、街中が少しずつ少しずつ、クリスマスムードになっていく様は心もほっと穏やかになります。
ブランジェリ(パン屋さん)のウィンドウもいつもの様子とちょっとだけ異なるクリスマス用のデコレーションで、ついつい足を止めてしまいます。
わぁ、シュトレンだ!
元々はドイツのお菓子パンですが、フランスの東にあるアルザス地方でもよく食べられる、中にナッツやレーズン、オレンジピールが練り込まれた酵母入りのパン。外側は真っ白になるまで被せられた粉砂糖。
クリスマスを待つ間、薄くスライスして食べていきます。
ウインドのシュトレンをよだれを垂らしそうに見つめていたら
大きな雪山に見えてきて…
と同時に、すごい勢いで去っていった今年一年という歳月の、季節の変化を走馬灯のように思い出す私でした。
GIFアニメ制作協力/植木 駿