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Enjoy Makeup!

2020.11.27

Vol.20 大人の遊び心を感じさせるクールなウォ―ムメイク

フォトグラファー/金澤正人

スタイリスト/色部聖乎

ヘア&メイク/尾花純子、安東亜沙美(SHISEIDO THE STORE BEAUTY BOOST BAR)

資生堂の多くの広告に携わる金澤正人が資生堂ビューティーコンサルタント(BC)のプライベートメイクを捉えるEnjoy Makeup!。第20回のモデルは、舞さんです。この秋冬、注目のレッド系のアイメイクをクールな印象に仕上げました。
スタイリッシュな舞さん。旬のレッド系アイメイクを取り入れて

陶器のような白い肌にピンクのセミロングのヘアスタイルで、ぱっと目を引く存在感の舞さん。
「舞さんの場合、髪の色にインパクトがあるので、メイク全体のトーンを髪と合わせてレッド系にしてバランスを取りました。レッド系は暖色(ウォーム)なので、温かみのあるフェミニンな印象になりやすいのですが、舞さんのスタイリッシュな雰囲気を意識して、“引き算”のテクニックを取り入れクールに仕上げました。ウォームなのにクール、という大人の女性の計算された遊び心を感じさせるメイクです」 (メイクを担当するSHISEIDO THE STORE ヘアメイクアップアーティスト 尾花純子)

ほどよい自然な赤みは、ムース状のチーク使いが鍵

今回のメイクのポイントは目もと。ムース状で肌の上でパウダーに変わるチーク「SHISEIDO ミニマリスト ホイップパウダーブラッシュ」の2色をアイシャドウとして使用しました。「ふんわりと溶け込むようになじむので、テクニックいらず。また、むらなく自然に発色するのがいいですね」と、尾花さん。まず、アイホール全体に、「ミニマリスト ホイップパウダーブラッシュ」のベージュ系のEiko/04をなじませ、目もとの立体感を強調します。続いて同ブラッシュのレッド系の Ayao/05を二重の幅より広めに大胆に重ねます。下まぶたには、同じくレッド系の「SHISEIDO カジャルインクアーティスト Azuki Red/04」を影のように色を差します。目の曲線をはっきりした色やラインでぐるっと囲むと、可愛らしさが強調されてしまうので、アイライナーはブラウン系を選び、まつ毛とまつ毛の間に、点在させるよう色をのせます。まつ毛は、くるんとカールさせずに、あえてストレート気味にマスカラをつけます。少しだけ”抜く“……引き算することで、アイカラーの魅力がシンプルに引き立ち、クールな印象につながります。

マットなピンクベージュのリップライナーを使って

ピンクの髪色、ヴィヴィッドな赤のブラウスの襟、ウォーミーなレッド系のアイシャドウ。そして、唇は、ピンクベージュを選ぶことで、印象の統一感を図ります。今回使用したのは、口紅ではなく、リップライナー「SHISEIDOリップライナーインクデュオ Beige/02」。唇用プライマーとリップペンシルがセットになった便利な2インワンです。先に、プライマーでベースを整えた後、唇の形を生かして、自然にリップラインを描き、内側をペンシルで埋めていきます。色としての主張は強くありませんが、トレンドのマットな質感と自然な血色で、唇の存在感が引き立ちます。マスクにつきにくいのも、この時期嬉しいアイテムです。

ベースは、ほどよいつやとうるおいのある肌

大きく湿度が低下するこの季節。マスクで肌があれやすい状況も加わり、乾燥が気になる方も多いことでしょう。いつものお手入れにプラスして、化粧水の前に、美容液「クレ・ド・ポー ボーテ ル・セラム」を使用します。なめらかにのびて、ふっくらしたような柔らかさを肌にもたらします。この後、肌を整え、「SHISEIDOシンクロスキン グロークッションコンパクト」
で肌を仕上げます。ほどよいつやとうるおい感が続き、メイクの映える肌が完成します。

まわりの空気を明るくする、フレッシュな笑顔

ストライプ、レース、花柄、プリーツといった異素材と複数のモチーフをパッチワークにしたブラウスとスカートという個性的なファッションをフレッシュな笑顔で自分のものにしてしまう舞さん。
パッチワークブラウス ¥35,000+tax パッチワークスカート ¥38,000+tax ともに ADELLY / Office surprise(03-6228-6477) オフホワイトのピアス ¥16,000+tax G.BINSKY / Filg Showroom (03-5357-8771)

今年の2月に実家のある関西から、上京してきたという舞さん。たくさんのことを吸収したいと、胸を躍らせるなか東京での生活がスタートしました。「―ですが、その頃から、コロナの感染が拡大し、外出もままならなくなって……」と、気分一新チャレンジしたのがピンクヘアでした。
「髪の色の変化ひとつで、解放された気分を味わうことができました。今は、使ったことがなかったような色や質感のカラーメイクを楽しんでいます」と、環境の変化を前向きに捉えようという気持ちが伝わります。
「今日の撮影では、ピンクベージュのリップライナーの使い方が勉強になりました。マスクにつきにくく、マットな質感も気に入ったので、自分でもぜひ再現してみます」と舞さん。「メイクで気分が前向きに変わることをあらためて自分自身で実感できる撮影でした。日々の生活のなかでさまざまな制限は続くかもしれませんが、“メイク=楽しい”という気持ちをお客さまにもっと伝えていきたいです」と元気いっぱいに語ってくれました。

Pick Up Item

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資生堂 ワタシプラス
https://www.shiseido.co.jp/sw/onlineshop/
BEAUTY BOOST BAR & PHOTO STUDIO (SHISEIDO THE STORE)
https://thestore.shiseido.co.jp/beauty-and-photo/

金澤正人

フォトグラファー

1988年、株式会社 資生堂に入社。資生堂クリエイティブ本部フォトグラファー。女優やタレントといった人物から商品写真まで、資生堂の広告写真を多数手がけている。(社)日本広告写真家協会会員。
https://masatokanazawa.myportfolio.com/

尾花 純子

ヘアメイクアップアーティスト

SHISEIDO THE STORE BEAUTY BOOST BAR チーフ
https://thestore.shiseido.co.jp/beauty-and-photo/

安東 亜沙美

ヘアメイクアップアーティスト

SHISEIDO THE STORE BEAUTY BOOST BAR
https://thestore.shiseido.co.jp/beauty-and-photo/