次の記事 前の記事

Collection

2017.05.15

東京コレクション 2017-18年秋冬ビューティレポート Vol.04 tiit tokyo

文/花椿編集室

写真/細倉 真弓

J・J・エイブラムス監督作品のSF映画『スーパー8』(2011年)に着想を得たという今回のティート トウキョウのコレクションは、映画の世界観をほどよくしのばせたような、ティーンネイジャーの遊び心や瑞々しさであふれている。

衣服の要所要所に編みこんだリボンや、素材の妙を活かした多種多様なオリジナルテキスタイルなどティート トウキョウを象徴するポイントを織り交ぜながら、今季はモーヴピンクのフードつきのアランセーターや、パジャマ風のモヘアジャケットなど、シルエットに適度な緩さをもたせたガーリーな、またノスタルジックな雰囲気をたたえたアイテムを揃えた。

子ども心の演出にはヘア&メーキャップも一役買っている。小さい頃に母親に結ってもらったようなルーズな三つ編みやハーフアップ、色とりどりのカラーが踊るメーキャップなど、無邪気な遊び心とノスタルジーを感じるヘア&メーキャップ。「今回は個性を活かして、一人ひとり異なるヘアスタイル&メーキャップを施しました。その様ざまなスタイルを統一するのが、“パステルカラー”のワンポイントメーキャップと今回ティート トウキョウが特別に作成した“リボン”。パステルカラーの色遊びや自分でメークを施したようなラフなタッチを演出することで、ティーン特有のプレイフルな雰囲気を表現しています」(豊田健治・資生堂ヘア・メーキャップアーティスト)

パステルカラーをリップや目じりにオン。思いがけない色使いが楽しい印象
ティート トウキョウが今回作成したリボンはヘア&メーキャップだけでなく、コレクションや招待状にも用いられた
宮本彩菜さん(左)と畠山千明さん
小松菜奈さん
豊田健治・資生堂ヘア&メーキャップアーティスト

今季はフェンディの広告でジジ&ベラ・ハディット姉妹が揃ってツインテールで登場しているほか、シャネルのアイウエアコレクションにてケイト・モスの妹、ロッティ・モスがドーリーなウェーブヘアを披露するなど、ガーリーなヘア・メーキャップがトレンドの兆し。アクセサリーはシックなものを選ぶなど、少しエレガントな要素をもってバランスをはかるなどしてエターナルなガーリースタイルを楽しんでみたいところ。

細倉 真弓

写真家

東京/京都在住
触覚的な視覚を軸に、身体や性、人と人工物、有機物と無機物など、移り変わっていく境界線を写真と映像で扱う。立命館大学文学部、及び日本大学芸術学部写真学科卒業。写真集に「NEW SKIN」(2020年、MACK)、「Jubilee」(2017年、artbeat publishers)、「transparency is the new mystery」(2016年、MACK)など。
http://hosokuramayumi.com