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Column

2023.11.14

TOKYO ART BOOK FAIR 2023出展「花椿 Tribute to the Archive」

写真:Einar Mølmann Fuglem

11月23日(木・祝)から11月26日(日)の4日間にわたり、東京都現代美術館にて第13回TOKYO ART BOOK FAIR(以下、TABF)が開催されます。今年は、国内外から約300組の独創的なアートブックを制作する出版社、ギャラリー、アーティストらが集結し、本の魅力を伝えます。今年で7回目を迎える、ひとつの国や地域に焦点を当て出版文化を紹介する企画「Guest Country」にて特集するのは北欧5カ国(ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、アイスランド)です。TABFが企画する2つの展覧会では、清里現代美術館と、トーマス・コンの貴重なアーカイブの一部が紹介されます。そのほか、ゲストを招いてのトークショーやワークショップ、作家によるサイン会などのさまざまなコンテンツを通して、進化を続けるアートブックのいまを体験いただけます。

『花椿』はこの度、「Guest Country」のノルウェー・オスロ在住のファッションエディター、エリス・バイ・オルセンさんと特別なタブロイドを作成し、配布します。このタブロイドでは、創刊号からの『花椿』を現代、そしてグローバルな視点から見つめ直し、今日に伝えるべき価値を探求しました。さらに、エリスさんはファッションリサーチ国際図書館のディレクターでもあり、今回のブースではその図書館の雰囲気を再現します。また、タブロイド制作に用いたバックナンバーも展示する予定です。ぜひ手に取ってご自身でも『花椿』のアーカイブをリサーチしてみてください。

また、11月23日(木・祝)18時30分~は、ゲストエディターのエリス・バイ・オルセンさんと衣服標本家の長谷川彰良さんを招き、アーカイブからのクリエーションについて考えるトークイベントを行います。エリスさんは、ノルウェーにあるファッションリサーチ国際図書館のディレクターとして、日々現代のファッションシーンに関する資料をアーカイブしています。長谷川さんは、100年以上前の衣服を分解し、そこからの学びを現代の衣服に活かしています。両者を迎え、アーカイブや歴史から何を学び、現代のクリエーションにどう活かすかをディスカッションします。モデレーターは花椿編集長の塚田優子が務め、イベントは日英バイリンガルで行われます。

<基本情報>
イベント名:TOKYO ART BOOK FAIR 2023  
会期:2023年11月23日(木・祝)12:00-20:00
   2023年11月24日(金)- 26日(日)11:00-19:00
会場:東京都現代美術館 企画展示室B2F
住所:〒135-0022 東京都江東区三好4-1-1
公式サイト:https://tokyoartbookfair.com/

<トークイベント>
タイトル:「From the Archives: アーカイブからのクリエーション 」
登壇者:エリス・バイ・オルセン(パブリッシャー/編集者)
    長谷川 彰良(衣服標本家)
    塚田優子(株式会社資生堂 花椿編集室/進行)
日時:11月23日(木)18:30 - 19:45(受付開始 18:15)
会場:東京都現代美術館 講堂
入場:無料 *事前予約をおすすめいたします。
ご予約はこちらから↓
https://peatix.com/event/3743971/view/