かつて『花椿』が実際に放送していた音楽企画、「花椿アワー」。約60年の時を経て、こちらの『花椿』ウェブで復刻連載中です。パーソナリティを務めるのは、古今東西あらゆる音楽を聞き知るDJ、トーフビーツさん。毎回美容に関するキーワードをテーマに、ラジオ風ストリーミングをお送りしています。
1872年9月17日に創業した資生堂は、今年創業150周年を迎えました。資生堂、その社名の由来が中国の四書五経のひとつである『易経』であることはあまり知られていないかもしれません。同書にある「至哉坤元 万物資生」という一文こそ「資生堂」の起源となりますが、訳すとこのようになります。「大地の徳はなんと素晴らしいものであろうか。すべてのものは、ここから生まれる」。大地の恵みを尊ぶ心がここに表れています。すべての命を育む豊饒な大地、しかしそれはそれだけで繁栄するのではなく、天、つまり太陽の働きがあってこそ生成・伸長されるものであると、天と地の循環を説く『易経』は言います。
地球に生きるものにとって必要不可欠な太陽の光。現代社会では肌に悪影響を及ぼす紫外線の印象が強く、光の(悪)影響を防ぐことが優位に考えられてきましたが、その発想を転換し、資生堂は紫外線を肌に良い作用をもたらす可視光(美肌光)へと変換する技術を開発しました*。そもそも日光は人体にとってビタミンDを生成するなど物理的な作用があるほか、心理面でも前向きな心もちをうながします。地球環境をめぐる問題や不安定な社会情勢など心もとない時ではありますが、これからの未来が少しづつでも明るくなりますように。今回は希望を込めて、「光の音楽」をお送りいたします。さわやかな秋晴れの日にはぜひお外で、聴いてみてください。
<ストリーミング配信は終了しました>
*資生堂、紫外線を肌に良い作用をもたらす光へと変換する革新技術を開発
https://corp.shiseido.com/jp/news/detail.html?n=00000000003256
Hanatsubaki Hour on Spotify
Podcastによるアーカイブ配信がはじまりました。こちらからどうぞ!
https://open.spotify.com/show/2h7cMIE3B2hR8RsRSyXUUj
Vol.01~61までのバックナンバーはプレイリストのみのご紹介です。
https://open.spotify.com/user/svtbyg3nv99w3sg5tuoghp0zu
(権利の都合上、一部楽曲は省略されています)
- How - (((さらうんど)))
- Brighter Days (Underground Goodies Mix) - Cajmere
- This Time (Moodymann remix) - Nina Kraviz
- Party For One - Mamas Gun
- REFLECTION (demo) - tofubeats
- You Bring The Sun Out - 阿川泰子