初めて泣いた「取材」を、今もことあるごとに思い出すのです。それは、クレ・ド・ポー ボーテのラ・クレームについて。まだ、美容編集者としての経験が浅いころ、最先端のサイエンスと理論を聞きに、研究所を訪ねたのでした。
当時の研究所所長だった坂本哲夫さんは、知識のない私に、それはそれはていねいに説明をしてくれました。ひと通り話を聞き終わったあと、その穏やかな笑顔に誘われるように、雑談に。軽い気持ちで、本当に軽い気持ちで聞いてみたんです。「化粧品の研究って、大変ですか?」と。
すると……。
「病気で表情を失った年配の女性が、口紅をひと塗りするだけで、目に力がこもり、口角が上がるというケースがあるんです。薬では治らないのに、化粧品が一瞬、表情を呼び戻すんですね。この事実を目の当たりにしたとき初めて、美容は医療と肩を並べるものだと、私は確信しました。美容は確かに生き死にには関係がない、でも、女性の心の生き死にに関わるものだって、ね。本当の意味で、この職業に誇りをもてた気がしたんです」
この思いと誇りが、ラ・クレームという革新をつくっているのだと痛感させられました。私は、「本当の美容」を知らなかった。ああ、美容というものが傍らにあって、よかった……。美容で人生が輝く、もっと言えば、生命が輝く。そう教えられたのです。
ラ・クレームはラ・クレームをライバルに進化を遂げ、すでに8代目と聞きました。知れば知るほど、革新ぶりに心が震え、使えば使うほど、肌の変化に心が躍ります。でも、でも……! じつは私は、科学では説明のつかない「何か」にこそ、ラ・クレームの力を感じているのです。肌を、生命を、人生を輝かせるという美容の力を。だからこそ、一生ラ・クレームを傍らに、そう決めているのです。
クレ・ド・ポー ボーテ ラ・クレームについて
公式HP ラ・クレーム スペシャルサイト