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花椿アワー

2023.12.15

花椿アワー最終回(前編)Vol.71 美の音楽

DJ/tofubeats

写真/伊藤明日香

かつて『花椿』が実際に放送していた音楽企画、「花椿アワー」。約60年の時を経て、美容に関するキーワードをテーマにしたラジオ風ストリーミングとして復刻連載していましたが、このたび最終回を迎えることになりました。
最終回は、前編と後編の2回にわけてお送りします。

後編は、12/25(月)の公開予定です。どうぞお楽しみに!

前編は、tofubeatsさんと旧知の仲の中村佳穂さんをお招きした対談をお届けします。

それぞれ唯一無二の音楽活動で人気を集めるtofubeatsさんと中村佳穂さんは、もうかれこれ10年来の関係になるそうです。おふたりのコラボ活動の中でも、2022年にリリースされた「REFLECTION feat. 中村佳穂」は、自分と他人の関係性を描くtofubeatsさんの繊細な歌詞と、それを歌い上げる中村さんの美しく圧倒的な歌唱力に、世代を問わず多くの方の共感を呼び続けています。

今回の対談と選曲のテーマは、「美の音楽」。
資生堂は昨年度の創業150周年広告で「美しさとは、人のしあわせを願うこと。」と謳いましたが、音楽においての「美」とは、どういうものでしょうか? 「美の音楽」をめぐる、音楽家同士ならではの熱いトークと、おふたりが”美”を感じる音楽のプレイリストをお届けします。

古今東西あらゆる音楽を聞き知るDJ、tofubeatsさん。最終回の後編で、「花椿アワー」とtofubeatsさん自身の7年半を振り返ります。
中村佳穂さんには、資生堂創業150周年記念CMで「君のひとみは10000ボルト」(歌詞:谷村新司、作曲:堀内孝雄)を新しいアレンジで歌っていただきました。

「音と人の関係性」や「音楽の良し悪しとはなにか?」といったトピックスや、“ミュージシャンあるある“で共感し笑い合ったり、音楽に対するお互いの姿勢にリスペクトをはらう様はおふたりだからこそ生まれるものでした。年末年始のなにかとせわしない時期ですが、「美の音楽」とユーモアあふれるトークを浴びて、ほっと一息つける時間をお過ごしください。

  1. REFLECTION feat. 中村佳穂 - tofubeats
  2. everything - Kehlani
  3. botto I - 野口文
  4. 異邦人 - 久保田早紀
  5. Flute Boy - MD Pallavi & Andi Otto
  6. Love Will Find a Way - Pharoah Sanders
  7. Wherever I Go - Jacob Collier, Lawrence, Micheal McDonald

tofubeats

DJ

1990年神戸生まれ。中学時代から音楽活動を開始し、高校3年生の時に国内最大のテクノイベントWIREに史上最年少で出演する。その後、「水星feat.オノマトペ大臣」がiTunes Storeシングル総合チャートで1位を獲得。メジャーデビュー以降は、森高千里、の子(神聖かまってちゃん)、藤井隆ら人気アーティストと数々のコラボを行い注目を集め、4枚のアルバムをリリース。2018年は、テレビ東京系ドラマ「電影少女-VIDEO GIRL AI 2018-」や映画『寝ても覚めても』の主題歌・劇伴を担当するなど活躍の場を広げ多方面で注目されている。2022年は5月18日に4年ぶりのニューアルバム「REFLECTION」をリリース。同日、初の著書『トーフビーツの難聴日記』を上梓。
https://www.tofubeats.com/
https://twitter.com/tofubeats/

中村佳穂

ミュージシャン

1992年生まれ、ミュージシャン。20歳から京都にて音楽活動をスタートし、音楽その物の様な存在がウワサを呼ぶ。ソロ、デュオ、バンド、様々な形態で、その音楽性を拡張させ続けている。2021年7月に公開された細田守原作、脚本、監督のアニメーション映画『竜とそばかすの姫』の主人公すず/Belle の声、うたを担当し、同年末、millennium parade×Belleとして『第72回NHK紅白歌合戦』に出演。最新アルバムは2022年3月リリースの『NIA』。ひとつとして同じ演奏はない。見るたびに新しい発見があるその姿は、今後も国内外問わず、共鳴の輪を広げていく。
https://nakamurakaho.com/

伊藤 明日香

フォトグラファー

1992年生まれ。現在は福島、東京、母親をテーマとした写真制作を行なっている。
https://www.instagram.com/asukait