次の記事 前の記事

Column

2024.07.25

内田紅甘の展覧会が開催

内田紅甘/髙田将伍『見つめ合わない』
会場:flotsam books(東京都杉並区和泉1-10-7)
会期:2024年7月26日(金)- 2024年8月11日(日)
内田紅甘「そこにある不在」
会場 : Arts & Books Turn the Page
会期 : 2024/8/3(土)- 8/12(月・休) 13:00-18:00 *会期中無休

ウェブ花椿の短期連載「Flower and Diary」にて、写真家の鈴木親さんによる花の写真に、文章を綴った、俳優でエッセイストの内田紅甘さんによる展覧会が2つ開催されます。
髙田将伍さんとの展示「見つめ合わない」は7月26日(金)~8月11日(日)まで代田橋の書店のflotsambooksで開催。これまで一度しか会ったことがなかったというお二人ですが、お互いの写真を並び合わせることで、交わることのない二人の視線や、他者との関係性といった世界観を提示しています。
鎌倉のARTS & BOOKS Turn the Pageでは、個展「そこにある不在」が8月3日(土)~12日(月・祝)まで開催。鎌倉に思いを馳せたショートエッセイのスクリーンショットとともに、実際に北鎌倉から鎌倉までを歩いて撮影された風景写真が展示されます。
両展覧会で、それぞれの展示に合わせて作成されたZINEも販売されます。
内田さんの展示とともに、flotsambooksとARTS & BOOKS Turn the Pageでアートブックに触れてみてはいかがでしょうか。

内田紅甘/髙田将伍『見つめ合わない』
内田紅甘/髙田将伍『見つめ合わない』
内田紅甘/髙田将伍『見つめ合わない』
内田紅甘「そこにある不在」
内田紅甘「そこにある不在」
内田紅甘「そこにある不在」

去年の5月に初個展『私からの眺め』をflotsam booksでやらせてもらって、すっかりやり切ったつもりでいたから、今年もという話が出たときは困った。でもわくわくして、"他人の関係"をテーマにするのはどうだろう、と案外すぐに考えついた。前回の展示はいわば「ひとりの風景」を作ったものだったから、そこから進歩させて「ひとりとひとりが共にいる風景」を作ってみたいと思ったのだ。そんなわけで、一度挨拶を交わしただけの関係だった髙田さんを、いきなり展示の共同制作者にお誘いした。さて、「ひとり」と「ひとり」が見つめ合わずに、それぞれの視点で切り取った風景を繋げたら、どんな眺めが生まれるのだろう。私もはやく、それを見てみたい。 ー内田紅甘(内田紅甘/髙田将伍『見つめ合わない』に寄せて)

観察し、思考し、未知への好奇心や変化していく自身を、独特のリズムとユニークな語り口で表現してきた内田紅甘。彼女曰く、"現代版の草稿"を意味するスマートフォンでキャプチャされたテキストは、自身の内面を潜ませるかのように、未完として観る者の前に開かれている。切り取られた風景も、鎌倉という夢の中の一場面のように映る。内田が眺める景色と発することば、ふたつの異なる触感の記憶のスクリーンに触れると、鎌倉という場所と読むという行為から、今昔を自由に行き来する彼女の強いまなざしが見えてくる ー小川知子(ライター、内田紅甘「そこにある不在」に寄せて)

内田紅甘/髙田将伍「見つめ合わない」
会期:2024年7月26日(金)- 2024年8月11日(日)
会場:flotsam books
住所:東京都杉並区和泉1-10-7
オープニングレセプション: 7/26 18:00〜入場無料、予約不要
営業時間:14:00〜20:00 水曜日定休
https://www.flotsambooks.com/
@flotsambooks
内田紅甘「そこにある不在」
会期 : 2024/8/3(土)- 8/12(月・休) 13:00-18:00 *会期中無休
会場 : Arts & Books Turn the Page
住所 : 鎌倉市長谷3-12-11 つたやビル3F (長谷観音前交差点)
入場無料/予約不要
https://turnthepage.stores.jp/
@turnthepage_kamakurahase