次の記事 前の記事

Now, Then!

Flower and Diary. #3 「寄添」

2020.05.14

写真/鈴木 親

文/内田 紅甘

 

2020年5月14日 「寄添(よりそい)」

 

頬を寄せ合う花々のやわらかな囁きを含んで、
春の午後はぬるく漂う。
寒くもなく、暑くもない外気温は、
体を無性に寂しくさせる。
一生わかり合えなくても、手を繋ぐことができるから、
ばらばらな私たちでよかった。

 

 

 

写真家・鈴木親さんが撮影した、何にも揺るがず、みる私たちに静かに力を与えてくれる花と、移ろいゆく自然に思いを馳せ、逡巡しながらも日々を生きる内田紅甘さんが、ささやかに言葉を綴る連載です。

クリエイターの紹介

鈴木 親

フォトグラファー

1972年生まれ。1998年渡仏。雑誌Purpleにて写真家としてのキャリアをスタート。国内外の雑誌から、ISSEY MIYAKE, TOGA, CEBIT, GUCCIのコマーシャルなどを手がける。
主なグループ展に1998年 COLETTE (パリ / フランス) 、2001年 MOCA (ロサンゼルス / アメリカ)、 2001年HENRYHENRY ART GALLERY (ワシントン / アメリカ) がある。
主な個展に2005年 TREESARESOSPECIAL (東京 / 日本) 、2009年 G/P GALLERY (東京 / 日本) 、 2018,2019,2020年 KOSAKU KANECHIKA (東京 / 日本)
がある。
作品集は、2005年『shapes of blooming』(TREESARESOSPECIAL) 、2008年『Driving with Rinko Kikuchi』(THE INTERNATIONAL) 、2009年『CITE』(G/P GALLERY, TREESARESOSPECIAL) 、 2014年『SAKURA!』(LITTLE MORE) 、2020年『Shin Tokyo』(apb)など。

内田 紅甘

文筆家/女優

1999年東京生まれ。女優。現在は文筆業を中心に活動。
漫画家、小説家、俳優などで活躍する内田春菊を母にもつ。
趣味は映画鑑賞と読書、好きな食べ物は茶碗蒸し。
https://lineblog.me/guama__/

もっとみる

こちらもおすすめ