1994年、フランソワ・ナーズにより創設され、⼀⼈ひとりの個性を尊重し、すべての商品にモダンでオーデイシャス、アイコニックなブランドのDNAが息づくNARSが、今年30周年を迎えます。それを記念し、2023年号『花椿』本誌のテーマである「OUR ENERGY」とコラボレーション。各回エナジーを感じると思うゲストの方にご登場いただき、NARSのグローバル アーティストリーディレクター・Sada氏がメーキャップの力でさらなるエナジーを引き出し、エナジーにまつわるお話をお伺いしていきます。第5回のゲストは、歌手として活躍中のCharaさんです。
Vol.5 Chara
――今回のエナジーメーキャップについて。
Chara:昔は、70’sファッションが好きで、その影響を受けてこういう囲み目メイクってよくやっていました。最近やっていなかったけどやっぱりいいですよね。
――Sadaさん、Energy Makeup第5回のゲストCharaさんのメーキャップのコンセプトを教えてください。
Sada:70’sの雰囲気もそうですし、シャンソン歌手の方のメイクや、フレンチシックなメイクの感じも取り入れたいと思い、今日のポイントをアイメイクにしました。ベースにこげ茶を塗ったあとに黒をいれています。
Chara:へぇ~勉強になるね。ははは(笑)
――本企画のコンセプトがエナジーのある方とメイクのエナジーの融合なのですが、Charaさんがエナジーを感じる方はどんな方ですか?
Chara:ライブでは、愛の波動がでているな~と思いますね。チケットをわざわざ買って、予定を合わせて来てくださる方たちが集まる空間というだけで活力を感じますし、思ってもいないマジックが起こったりもしますよね。それと自分らしく生きていて、自分が好きなものとかに正直な人たちですね。子どもはもちろん、純粋なひとにはエネルギーを感じます。
――日常の生活でエナジーを感じる瞬間や、大切にされていることはありますか?
Chara:そもそもCharaという名前って、子どもの頃に当時の先生がつけてくださったあだ名で、切り替えがはやいという意味の「しゃらっと」っていう言葉が由来なんですよね。だから仕事と日常のオンオフの切り替えは自然とできていると思うんですけど、それでもたまにバランスが崩れることがあるから、そういうときは植物にパワーをもらいます。趣味でよくお花を生けるんですけど、お花と向き合っているうちに、だんだんとカームダウンというか、「ありがとう」っていう気持ちになれるんですよね(笑)。それで自分の心のバランスがとれます。お花ってお世話をするひと手間ですごい変わるんですよ。人間もそうかもしれないですけどね(笑)。アイメイクのベースにブラウンを塗るというお話がありましたけど、そういうちょっとしたひと手間みたいなことが私は楽しくて好きですね(笑)。
――Charaさんがエナジーを発する側でもありますよね。
Chara:自分をつくるものを大事にしていますね。自分のテンションをあげるために、内側に入れる食事もだし、お手入れするものもだし、家の中にあるすべてのものを好きなデザインのものにしてみたりとか。ブルーノ・ムナーリさんがそんなようなことばを残していて好きだなって思って。あと、ウィリアム・モリスさんの考えにも似たようなことばがあって、それが好きでタトゥーにも入れているんです。このことばいいな、私もことばにするならそうだったって思うと、ことばからもエナジーってもらえますよね。
動画/薄田直樹 @nokusd
ヘア/SHOTARO @shotaro.ao
スタイリング/影山蓉子 @yohkokageyama
メイク/Sada Ito @sadaito
*ブラックネックディテールジャケット ¥301,400
*ブラックノースリーブロングドレス ¥206,800 / 共にBOTTER(IZA)
*ブラックプラットフォームサンダル / スタイリスト私物
*ピアス / ご本人私物
*IZA 0120-135-015