新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐために、不要不急の外出をひかえている今。こんなときだから、家でゆっくり過ごすときにおすすめの作品を、日ごろ花椿に協力くださっている方々にお伺いしました。
第19回はAKIKOAOKIのデザイナー、青木明子さん。ご紹介いただいたのは、"愛"をテーマにした二本の映画。80年代、北イタリアの美しい情景を背景にした切ないラブストーリー『君の名前で僕を呼んで』と、一人の男性が人生をかけて人類のミッションに挑む『インターステラー』です。舞台背景は違えど、それぞれ「愛とは何か」、深く考えさせられる作品です。
映画『君の名前で僕を呼んで』
"映像も、時間の流れ方も、とても美しい映画。同時になんだか懐かしさを感じます。"



映画『インターステラー』
"四次元+愛は未来と希望、という壮大な物語。未知なるものと、身近なもの、は次元を挟んでとても近しいのかもしれません。宇宙探索という設定は、我々には非日常的な設定かもしれませんが、その背景にある大きなテーマはとてもリアリティーがあります。"




青木 明子
「AKIKOAOKI」デザイナー
東京都生まれ。女子美術大学芸術学部ファッション造形学科卒業後、ロンドンの名門ファッション学校Central Saint Martinsへ留学。「次の時代へと繋がる新しい価値観や希望を、ファッションを通して提案したい」と、2015年春夏シーズンよりAKIKOAOKIをスタート。2018年LVMH Prize for Young Designers のショートリストにノミネート。2018年毎日ファッション大賞 新人賞・資生堂奨励賞を受賞。Photography by Hidemasa Miyake
https://www.akikoaoki.com/