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資生堂 美容譚

2021.12.10

第六話「色」

文藝春秋 2022年1月号 掲載より

色を楽しみたい、取り入れたい。それはいつの時代も変わらない欲求です。
 時は昭和30年代の始まり、当時の日本人はハリウッド映画など欧米文化の華やかな美に注目し始めていました。が、ポイントメイクで選ばれるのはファンデーションの色を基調にした無難な配色ばかり。色を楽しむには窮屈な常識に縛られていました。
 そこで当時の美容研究所が打ち出したのが「ツートーンズ・メイクアップ」。それまでの同系色での調和に、補色でアクセントをつける新発想が加わりました。「日本人の黒髪、黒目は無彩色である」と捉えれば、どんな色ともマッチする。この取り組みによって資生堂独自のカラークリエーションが始まり、1961年のメイクアップキャンペーン「キャンディトーン」を皮切りに、やがて色だけでなく最先端のファッションやライフスタイル提案へと発展していきます。
 2017年にマキアージュが提唱した「運命のブラウン」は、瞳の色に合わせたブラウンカラーが目を大きく見せるというコンセプトで人気を博しました。2021年は「運命のブラウン」に好きな色や質感を組み合わせて楽しめる遊び心を。またリップティントは、みずみずしい発色でありながらマスクにつきにくいという機能性もプラス。じぶんを表現できる色が、ますます豊かに進化しています。

商品にまつわる情報はこちら▼

マキアージュ ドラマティックアイカラー
(パウダー)(クリーム)〈アイシャドウ〉

全25色(うち限定4色) 990円(税込)

マキアージュ ドラマティックリップティント
〈口紅・唇用美容液〉

5色 2,530円(税込)

※価格は参考小売価格です。店舗によって異なる場合があります。

マキアージュお客さま窓口
0120-456-226(09:00-17:00/土・日・祝日を除く)
モデル/ELENA
スタイリスト/遠藤 リカ
クリエイティブディレクター・コピーライター/松原 紀子(SHISEIDO)
アートディレクター/成田 久(SHISEIDO)
フォトグラファー/伊東 祥太郎(SHISEIDO)
ヘアメイクアップ/進藤 南南・林 佐知子(SHISEIDO)
取材協力/髙野 ルリ子(SHISEIDO・学術博士・顔学会理事)