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花椿アワー

2019.10.01

Vol.36 余白の音楽

DJ/tofubeats

かつて『花椿』が実際に放送していた音楽企画、「花椿アワー」。約60年の時を経て、この『花椿』ウェブで復活、連載中です。あらゆる音楽を聞き知るDJ、トーフビーツさんをパーソナリティに、毎回美容に関するキーワードをテーマにラジオ風ストリーミングをお送りしています。

今月は「余白の音楽」です。絵画においては絵の具がのっていない白い面、音楽においては音と音のあいだの空。余白はそのような、いわゆる“なにもないところ”のことなのですが、そのなにもない白、空に美しさを感じることは、日本独特の美意識とも言われています。一見、何もない「余白」に個々人がインスピレーションを感じたり、イマジネーションを働かせることで、そこには詩情が生まれます。その詩情こそ、人間にしかできないこと、人間が生きている証、ではないでしょうか。今回tofubeatsさんがおすすめする楽曲は、「余白」を浮遊感やヴィヴィッド感などさまざまなムードで表現していて、新しいアート感覚を体験するようです。詩情をゆっくりと味わいたい、夜長の秋にいかがでしょうか。

<ストリーミング配信は終了しました>

  1. MADz's - No Boasting
  2. odd eyes - 熱波(remixed by 新井優作)
  3. Moleskin - Imagine (Handsome Boys Lifestyle)
  4. dj newtown - BET
  5. CLUBZ - NAGANO feat.Ela Minus
  6. パソコン音楽クラブ - hikari

tofubeats

DJ

1990年神戸生まれ。中学時代から音楽活動を開始し、高校3年生の時に国内最大のテクノイベントWIREに史上最年少で出演する。その後、「水星feat.オノマトペ大臣」がiTunes Storeシングル総合チャートで1位を獲得。メジャーデビュー以降は、森高千里、の子(神聖かまってちゃん)、藤井隆ら人気アーティストと数々のコラボを行い注目を集め、4枚のアルバムをリリース。2018年は、テレビ東京系ドラマ「電影少女-VIDEO GIRL AI 2018-」や映画『寝ても覚めても』の主題歌・劇伴を担当するなど活躍の場を広げ多方面で注目されている。2022年は5月18日に4年ぶりのニューアルバム「REFLECTION」をリリース。同日、初の著書『トーフビーツの難聴日記』を上梓。
https://www.tofubeats.com/
https://twitter.com/tofubeats/