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Column

2023.03.14

作家・佐藤素子による個展「MOTOKO」が開催中

© SATO Motoko photographed by JUMONJI Bishin

現在、資生堂銀座ビル(並木通り)の2Fスペースにて、作家・佐藤素子の『MOTOKO』 愛しい時間の記録 佐藤素子ポーセリンアートの世界を3月20日(月)まで開催しています。
1942年、東京で生まれた佐藤素子は、激変する時代の荒波の中で女性としての自立を目指し、十代で渡米を果たし、帰国後はその国際感覚を生かし、日本の文化交流のシーンで活躍します。
そんなある日、友人宅のリビングに飾られていたポーセリンペインティング(ニヨン焼き)に出逢い、その美しさに魅了されます。以来、50余年にわたって制作し続けてきた作品は、大切な人とのかけがえのない日常の時空間を彩りたいという愛情が起点となっています。ひたすら純粋に「愛らしさ」の表現を目指す彼女の制作姿勢は、技術の誇示でも、自己表現でもなく、生き方そのものとも言えるかもしれません。

© SATO Motoko photographed by JUMONJI Bishin

大切な人が目にし、手にする食器を中心に物語を描き続けた佐藤素子。この度、その主要作品をまとめた作品集が出版される運びとなりました。本展は『MOTOKO』の出版を記念し、開催される展覧会です。
なお、『MOTOKO』の制作にあたっては、出版趣旨に賛同した日本を代表する二人のクリエーター、写真家・十文字美信と、コピーライター・小野田隆雄がその“見抜く力”と“読み解く力”で、参加しています。様々な出会いによって成り立った今回の展覧会では、社会を分断する壁を乗り越えた新しい時代の人との繋がりが辿れるはずです。

『MOTOKO』 愛しい時間の記録 佐藤素子ポーセリンアートの世界

協力クリエーター
写真:十文字美信 
コピー寄稿:小野田隆雄
会 期 :2023年3月8日(水)-3月20日(月)
開館時間:10:00-18:00
休館日:日曜日
入場料:無料
会場:資生堂銀座ビル 2F スペース 東京都中央区銀座7-5-5
展示作品:ポーセリンアート作品、写真作品
主催:『MOTOKO』出版・展覧会プロジェクト協力会
特別協賛:株式会社 資生堂
協力:KLEE INC PARIS TOKYO / イノーバ / スイーコ・インタナショナルピクトリコプリント工房
機材協力:富士フイルム